感謝のお盆

お盆を迎えて想うこと

当法人の『お出かけサービス(福祉有償運送)』の会員様は約70名ですが

会員の皆様の日々の通院送迎などを通して、人生について教わっております。

末期癌の会員様も多く、亡くなられるたびに切ない想いで辛くなります。

送迎の『お出かけサービス』は会員制のため、会員様の個人情報はもとより、ご自宅内にも招いていただき、家族構成なども直に拝見し双方の信頼関係が築かれ、感謝・感謝の日々で活動させていただいております。

私(板垣)も前立腺癌が発見され、9月3日から毎日(月~金曜日)39回の放射線治療が始まります。

会員の皆様にはご迷惑をお掛けしないように、治療は夕方に入れました。他の送迎協力員のメンバーとも調整して対応させていただきますが、それでも会員の皆様にご不便・ご迷惑をお掛けすることも有るかと思いますのでお許しください。

写真の御守り(飛騨高山の『さるぼぼ』)は、今年の5月に会員様になられた末期癌の女性から、私の前立腺癌の御守りとしていただきました。

この女性は酸素ボンベを携行し、通院送迎をしておりましたが、6月21日に緊急入院したとスマホのショートメールに連絡をいただき、お互いにショートメールで励ましの交換(むしろ私の方が励まされておりました)をしておりましたが6月25日にご本人から、『もう少しの命かなって感じます』とのメールを最後に交換が途絶えたたため、緊急連絡先のご親族に連絡して、亡くなったことを知りました(享年63歳、早すぎます)。

ご自分のことよりも、私のことを心配して下さるご本人の死に言葉には表せない、ショックと感謝の気持ちでした。

改めて、会員の皆様から ””自分は活かされている”” ことに感謝しております。

3年前に私が突然の大病に襲われ、4か月強の入院と10回近くの手術を経て、奇跡的に生還した時も、会員の皆様から励ましのお手紙や御守りをいただいたこと。夢でも会員のお婆ちゃんが出てきて、励まされました。

会員の皆様は、高齢者から障がいの方々など、年齢を問わず色々な苦難を抱えつつも、一生懸命に生き、乗り越えています。

改めて当法人をご愛顧いただいておりますことに感謝申し上げますとともに、亡くなられた皆様のご冥福をお祈りいたします。

これからも皆様が、”健康で”、”幸せで”、”楽しく”、”元気で”、”事故のない” 毎日でありますことを切に願っております。

 

2022年(令和4年)8月12日

NPO法人もっけだの

理事長・行政書士 板垣 一視